小暑・温風至(あつかぜいたる)7月7日~11日
小暑は夏至後15日目にあたります。この日から暑中となるが例年ほとんど梅雨のさ中であり、夏至や大暑ほどの印象はなく、むしろ、梅雨明けの前の大雨が降ることが多い。実際、この数日は九州地方では記録的な大雨で各地の河川の氾濫や土砂崩れで大きな被害を被りました。
「温風」は梅雨明けのころに吹く南風のことで蒸し暑くなる時期でもあります。この南風は梅雨の暗い空にふくものを「黒南風」(くろはえ)、「荒南風」(あらはえ)、梅雨明けの頃は「白南風」(しろはえ)と呼び分けられます。
ところで、夏の季語に「涼し」があります。これは、「涼しさ」を最も欲する季節だからと言うことだそうです。確かに、木陰で読書しているときの涼しさは心地よさを感じるものです。