虹始見
虹始見(にじはじめてあらわれる)4月15日~19日
虹が初めて出る頃の時期です。季語は「春の虹」。その年に初めて見る虹は「初虹」となります。虹は大気中の雨粒がプリズムの役割をして出来るために、太陽の光の強さが必要です。雨粒が大きいほど色も鮮やかになります。雨の少ない冬は珍しく、春の虹もまだ淡く消えやすい虹ですが、冬の光が春に変わったことを教えてくれる自然現象と言えます。
写真は八ヶ岳で遭遇したブロッケン現象。午後3時でしたが、背中から太陽が差し込み私の前の雲に自分の影が映り、自分の影の周り虹色の輪が現われました。何やら私に後光が発した風で、これで極楽浄土への切符を得たのではと思った次第。2回目の経験でした。
涅槃西風ブロッケンの虹の色 扇木
wind from wester pure land:
the color of rainbow
in brocken specter
鎌倉に黒き海あり涅槃西風 石塚友二